心療内科の看護師が担う役割

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心療内科で働こう! – 看護の扉

心療内科のアレコレ!興味のある看護師必見!!

看護師に求められる役割

看護師に求められる役割

看護師の役割

心療内科にはストレスによって体調を崩した患者が訪れます。診察で一般的な問診や心理検査が行われた後、専門的なカウンセリングや心理療法、行動療法、自立訓練などを用いた治療を進めていきます。治療は長期に渡るケースが多く、症状によっては他の診療科と連携しながら治療を行います。心療内科で働く看護師の主な役割は、他の診療科とさほど変わりません。患者の案内や介助、医師の診察補助などが中心となります。入院施設を持たないクリニックで働く場合は夜勤がありません。緊急を要する治療も少ないので、比較的落ち着いた環境で働けます。
ただし、精神科に近い診療を行っている医療機関で働く場合、メンタルケアに関する専門的な知識が必要になります。そのため、心療内科を希望するものの精神科はハードルが高いと感じている人は診療内容を事前に確認しておきましょう。

心療内科に向いている人とは

上記で述べたように緊急処置や入院施設がないケースも多いので負担が少ないというメリットがあります。しかしそれは、医療処置が多く緊張感のある現場で働きたいという看護師からすれば物足りない環境ともいえます。また、心の病気は回復の度合いが分かりにくく、治療が長期化するケースも少なくありません。患者と長くつき合いながらストレスの原因を徐々に取り除いていきます。治療による効果が目に見えてすぐに分かるわけではありません。そのため、じっくり患者と向き合いながらケアをしていきたいという人に向いています。毎日の変化は少ないかもしれませんが、規則正しく業務を進めたいという人におすすめです。
心療内科に訪れる患者は、それぞれ程度は違うものの精神的に落ち込んでいます。そのような患者をリラックスさせて治療を進めやすい環境を作ることも看護師の役割です。そのためには医師と患者をスムーズに取り次ぐためのコミュニケーション能力が必要です。何気ない声がけなど、細かい配慮ができる人に向いています。

心療内科で働くメリット

専門的な知識や経験をそこまで必要とせず、夜勤や残業による拘束が少ない点が魅力です。負担が少ないのでプライベートの時間を大切にしたい人や子育て中の人におすすめです。もちろん、元々メンタルケアについて興味がある人にとっても魅力的な環境です。心の病気は今や珍しいものではありません。心療内科での経験がプライベートで役に立つこともあるでしょう。また、心療内科の経験を活かしてキャリアアップすることも可能です。

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