心療内科で行われる治療

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心療内科で働こう! – 看護の扉

心療内科のアレコレ!興味のある看護師必見!!

どのような治療が行われるのか

どのような治療が行われるのか

一般的な治療法

心療内科で行われる治療としてまず挙げられるのは「薬物療法」です。抗うつ剤や抗不安剤などを症状に応じて使い分けます。医療機関によっては漢方薬などの東洋医学が用いられることもあります。
次に「精神療法(心理療法)」です。医師やカウンセラーが患者と面談してコミュニケーションを取りながら精神的なケアを施す治療法です。カウンセリングだけでなく、認知行動療法・精神分析・森田療法など内容は様々です。
「生活指導」も有効な治療法として挙げられます。決まった時間に寝起きしたり決められた薬を適用量飲んだりなど、生活スタイルを改善するためのアドバイスを送ります。通常の診察時に指導を行うだけでなく、デイケアで行われるプログラムの一環として実施するなど、タイミングや内容は医療機関によって異なります。
以上が一般的な治療法ですが、医療機関によってはこれ以外の治療法が用いられる場合もあります。

その他の治療法

「デイケア」は出勤や通学のように定期的な通院を行うだけでなく、スケジュール表などを使って患者の生活スタイルを管理し、社会復帰をサポートするものです。一般的に実施される生活指導をより充実させたものとイメージすると分かりやすいでしょう。
復職を目指すための治療を行うのが「リワークプログラム」です。デイケアと同様に生活スタイルの見直しを行うだけでなく、カウンセリングによるストレス対処法の習得や業務内容を模した作業を行い、スムーズな職場復帰を目指します。

効果的に診察を行うために

心療内科に訪れる患者は緊張感や不安感から自分の状態を上手く説明できないことが多いです。そのため、事前に何が辛くてどのようなことがきっかけで辛くなってしまったのかなど、診察を行う上で必要な情報を整理してメモを取っておいてもらうといいでしょう。患者自身でオリジナルの問診表を作ってもらうのです。また、診療中に話したことをメモに残してもらうのも有効です。メモを残しておけば、緊張感から聞いた内容を忘れてしまったとしても後々確認できます。

カウンセリングについて

カウセリングには集団心理療法や家族療法など様々な種類があります。通常は1対1のカウンセリングであっても、本人の状態に応じて家族に同席してもらうこともあるでしょう。なお、同席を希望する場合には事前の相談が必要です。カウンセリングは自分の心と向き合う作業なので、精神状態が安定していない時に行うのは危険です。原則として、医師がカウンセリングを受けても問題ないと判断した時にしか実施できません。

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